一番安いときで文字単価0.1円だった同じクライアントさんのところで、段階的に交渉を重ねた結果、最終的に1.5円にまでアップしたことのある4年目ライター高橋久美です。
文字単価いくらで仕事をするライターにとって、単価は高ければ高いほど嬉しいですよね!
今回は、Webライターが文字単価アップ交渉をするベストなタイミングや交渉材料、言い方のコツなどをご紹介しましょう。
- 単価交渉のマインドセット
- どうしても単価が上がらないケース
- 交渉のベストなタイミング
- 単価の相談はチャット? 口頭?
- 気まずくならないためのコツ
Contents
文字単価アップ交渉は怖くない!
「自分なんてライターとしてまだまだなのに…」「交渉したせいで契約を切られたらどうしよう」なんて、単価を交渉すること自体に不安があると、せっかく技術や経験が身についても単価アップに繋がりません。
まずは、単価アップのマインドセットから見ていきましょう。
自分の単価を自分で決める
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングの取材なしの「コタツ記事」相場はざっくりこんな感じです。
内容 | 文字数の目安 | 単価 |
---|---|---|
簡単なアンケートや体験談 | 1000文字未満 | 0.1円〜0.5円程度 |
一般的なブログ記事 | 5000文字未満 | 0.3円〜1円程度 |
一般的なブログ記事 | 5000文字以上 | 1円〜3円程度 |
専門記事・コラム | ものによる | 3円〜10円程度 |
書くのが難しい記事ほど書けるライターが少ないため、単価も上がる傾向があります。

が、ここで大事なのは「自分は○円以上の案件しか受けない」と自分で決めることです!!
欲しい単価から逆算して、それに見合うスキルや実績を身につければ良いのです。
もちろん、まだ実力・実績が伴わないうちは単価の低い案件を受けても構いませんが、マインドとして「いつまでも安い仕事はしない!」と思っておきましょう。
単価の交渉はよくあること
会社員だとなかなか「給料を上げてください!」って交渉する機会がないのでドキドキしますが、フリーランスのライターが価格の交渉をするのは良くあることです。
感覚的には、有給休暇の申請ぐらい。普段ちゃんとやってれば堂々と主張できます。
クライアント側も交渉され慣れていますので、思ったよりも気軽に交渉して大丈夫です。
クライアントはそこだけじゃない
「契約を打ち切られたら生活できない!」と思っていては、対等な交渉はできません。
交渉の結果、万が一そのクライアントの仕事が無しになっても、他にも仕事がたくさんあることは忘れてはいけません。
どうしてもダメなケースもある
記事の品質が低い、納期が守れない、連絡が遅いなどクライアントの信用がなければ交渉が上手くいかないのは当たり前です。
しかしライターにどれだけスキルがあって良い仕事をしてくれても、どうしても単価を上げられないケースもあります。
企業がメディアに使える予算が限られていて、「品質を下げてでも、この単価でできるライターにしか頼めない」場合です。
そんな事情もありますので、交渉の結果ダメでも一々気にしないことです。
文字単価アップ交渉のタイミング2パターン
新規案件を受注するとき
一番交渉しやすいのは、新規の案件を受注するときです。
ランサーズやクラウドワークスなら、あまりライターが集まっていなさそうな案件に「単価○円ならさせていただきたいです」と問い合わせをしてみるとワンチャン採用の可能性があります。
たくさん応募のある案件だと、既にその価格でやってくれるライターが存在するので交渉は厳しいです。
向こうからオファーをくれる「スカウト」に対しては、比較的有利に価格交渉ができます。
そのサイトでは未評価でもスカウトを受けるには、プロフィール文やポートフォリオを充実させて、可能なら顔写真と名前(ペンネーム)を公開すると良いでしょう。
追加の案件を受注するとき
1回お仕事させてもらったクライアントさんから、追加で案件を受注するタイミングも単価アップ交渉のチャンスです!
ド新規のときよりも信頼度がアップしている分、希望が通りやすくなります。
単価交渉の理由・材料
例えば、こんな交渉材料があります。
- 作業の範囲を増やせる
- 1ヶ月あたりの記事数を増やせる
- 資格や学位の取得など専門性の向上
- SNSなどライターのブランドによる読者増
- 他から高単価のスカウトが来ている
作業の範囲を増やせる
テキスト作成に限定せず編集など作業の範囲が増やせることは、単価アップ交渉の材料になります。
例えば…
- テキスト作成だけの条件だけれど、画像選定や文字装飾も含めてワードプレスまでできる
- 指定された構成にそって書く条件だけれど、SEOを意識した構成ができる、など。
単価が安いうちから多少サービスでプラスアルファの仕事をしていると「こんなにやってくれるなら…」と信頼ができるので、交渉が有利になります。

1ヶ月あたりの記事数を増やせる
月に5本書いていたのを10本に増やす、など記事数増もクライアントにとっては嬉しいので交渉理由になります。
記事を依頼する側としては、大勢のライターにちょっとずつ仕事を割り振るよりも、人数を減らして1人頭たくさん書いてもらった方が採用や打ち合わせの手間が減り、報酬支払い等の管理も楽だからです。
言い方としては、「他にも案件を持ってるんですけど、もし単価いくらまで上げてもらえたらそっちを減らして御社の記事数を増やせますよ」って感じが良いかと思います。
資格や学位の取得など専門性の向上
例えばマネー関連の案件なら、FPの資格やMBAの学位を取得して専門性が向上すると、強気の単価交渉ができます。
なぜならクレジット(記名)ありで「専門家としてのコラム記事」が書けるからです。
2019年現在、Webコンテンツも専門性・権威性が評価される傾向が強くなっているため、専門家ライターの需要は今後ますます増えていくと予想されます。
SNSなどライターのブランドによる読者増
TwitterやFacebookなどSNSのフォロワー数が多く、ライターのブランドで読者を集められる影響力も大きな武器になります。
「この人が書いた記事なら読みたい!」というファンが多ければ、「ここのメディアで書きました」と自分のSNSで投稿するだけで一気にシェアされて、場合によってはバズまで起きてしまいます。
フォロワー数やバズの実績があればポートフォリオにまとめておくと良いでしょう。

他から高単価のスカウトが来ている
新規なら最初から「○円以上でしか受けてません」と言えばOKですが、一度安く受けてしまったクライアントからの追加依頼には何かキッカケが必要ですね。
「是非ともまたお受けしたいんですけど、実は、他から○円でのオファーが来てまして…(だから同等以上に上げてください!!)」
と交渉してみましょう。成功の鍵は「他に取られるには惜しいライターだ」と思われるほどの仕事ができていたかどうかにかかっています!
気まずくならない交渉のコツ
まだ取引のないクライアントならともかく、既に一緒にお仕事していて途中から単価アップしてもらいたい場合は、「すみません、ダメです」となった後が気まずくなったら嫌ですよね。
チャットやメールだと文面がそのまま残ってしまいますし、相手には実際よりも冷たい雰囲気で伝わりがちです。
なので、提案の段階では電話やスカイプでサラっと話に出してみるのが良いでしょう。
追加の案件の打診があったときに「詳しい話を聞きたいので、スカイプでお話しできますか?」などと約束を取り付けます。
条件を確認しながら「仮に、ここまでやるとしたら単価○円に上げてもらうことって可能ですかね?」のようにIFトークで話せば、嫌な印象にはなりません。
クライアント側の担当者も「すみません、ちょっとウチ予算的に無理っすね。一応、上司に相談してみますけど…」なんて軽い感じで話せます。
いきなり文面での正式なやりとりよりをするよりも、口頭の方がお互い気が楽です。
ライターの文字単価アップ交渉まとめ
では、今回のまとめです。
- リスクヘッジさえしていれば、価格アップ交渉は怖くない!
- 相場はあってないようなもの。自分の値段は自分で決めろ!
- 新規受注(スカウト)と追加受注の時がチャンス。
- クライアントにも嬉しい提案材料があると良い
- 気まずくならないためには、メールやチャットよりも口頭で!

ここまでお読みいただきありがとうございます!
一人でも多くの方に、人生をもっと楽しんでもらえたらいいな、と思いこのブログを書いています。
私はほんの3年前ぐらいまで、真っ暗闇のどん底の中にいました。
信じていた人に見捨てられ、寂しさを紛らわすように刺激的なゲームやネットの掲示板や動画を見まくり、一食にご飯を2合食べるほどの過食も止まらず、コンビニの袋だらけでゴミ屋敷寸前・・・。
人と比べては「自分はダメだ」と落ち込む日々でした。
ところが、私の先生であり、最も頼れる友人でもある佐藤想一郎さんに出会って、人生が全く逆の方向に回り出しました。
まだ20代なのが信じられないくらい色んな経験をしていて知識も豊富なのですが、何よりも「良い未来」を信じさせてくれる不思議な説得力があります。(セールスライティングのプロでもあります)
そんな想一郎さんのメルマガを読んで、次々と奇跡のようなことが起こりました。
今は、過食が治り、ライターとして独立し、安定した収入を得て、一緒に成長していける仲間達とも出会たんです!
もっと多くの人に人生を楽しんでもらいたいという思いから、このブログでは、想一郎さんのメルマガを紹介しています。
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